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どの商品を選ぶか。何枚取引するか。
資金の枠を考慮に入れた取引プランを立てましょう!
商品によって、取引本証拠金や取引単位、価格変動要因が違う先物取引。
<取引の流れ>を踏まえ、とうもろこしを例に実際の取引を解説しましょう。
契約 |
初めての先物取引。エルニーニョの発生が伝えられ、産地の天候不順が予想されていることから、価格が上昇することを期待して、とうもろこし取引をはじめることに・・・・。
A社と契約し、口座を開設しました。
某日に○月限・成行10枚の買い注文で取引することにしました。
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証拠金の預託 |
取引証拠金が1枚あたり6万円必要とすると、
商品取引員に60万円を預けて取引を開始することになります。
※実際はご資金に余裕を持った取引をお勧め致します。
必要資金: 取引本証拠金6万円×注文枚数10枚=60万円。
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注文 |
いよいよ買付の開始です。A社を介して前場1節に10枚の買い注文を出し、1万5000円※で決まりました。
※取引所で決まる1tあたりの約定値段です。とうもろこしの取引単位(1枚)は100tですので、実際には1枚あたりその100倍(100t)の取引をしていることになります。
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2ヶ月後 |
価格下落
予想に反して天候が安定しているという情報から、価格が1万4550円まで下落してしまいました。
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損益計算 |
(14,550円−15,000円)×100倍×10枚=▲45万円
取引本証拠金基準額の半分を超えて損失が発生していたため、取引追証拠金を預託して取引を続けるか、ここで決済して(仕切って)取引をやめるか決めなければなりません。
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決済した場合
(損失) |
これ以降も価格の上昇が見込めないと判断し、戦略を練り直すため、とりあえず仕切ることに。A社に売り仕切注文を出し、今日1万4500円で転売しました。
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精算 |
(14,500円−15,000円)×100倍×10枚=▲50万円
結局、取引本証拠金60万円から、50万円とA社に支払う手数料を差引いた額が返還され、取引を終了しました。
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継続した場合 |
追証発生
これからは価格上昇が期待できると判断。まだ、資金にゆとりがあるので取引追証拠金を預託の上、もう少し様子を見ることにしました。取引追証拠金は、追証が発生した日の値洗いマイナスの45万円です。45万円を追加入金して建玉を維持。
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1ヵ月後 |
価格上昇
受粉期の7月、干ばつが米中西部を襲い、生産量が減少する情報が流れました。
価格は1万6000円まで上昇。
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決済
(利益) |
このあたりが潮時と考え仕切ることにして、A社に売り仕切注文を出し、今日1万5900円で転売することができました。
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精算 |
(15,900円−15,000円)×100倍×10枚=90万円
結局、90万円から商品取引員に支払う手数料を差し引いた額の利益と、取引本証拠金と取引追証拠金の90万円を合わせた額が返還され、取引が終了しました。
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先物取引基礎知識〜損失と決済
●損した、どうしよう?
先物取引では、計算上の損失が一定の割合(取引本証拠金基準額の半額)を越えると、取引追証拠金と呼ばれる追加の担保を預けなければなりません。
もちろん決済して損失分を支払えば追証拠金を預ける必要はなくなります。
そのまま取引を継続するか終了するかは、投資家の冷静な判断が必要です。
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