商品先物取引 Future for Futures
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▼サヤ取りの基本


さや取りとは、相場そのものの強弱に直接影響を受けることなく、値段の差(サヤ)が損益になる取引です。注文方法としては、買いと売りの2つの注文を同時に行い、仕切時も同時に注文を執行させます。

サヤ取りには、
  a.限月間(スプレッド)
  b.異市場間(アービトラージ)
  c.異銘柄間(ストラドル)
  d.現物と先物間
  e.先物とオプション間
等の方法があります。
このうちb、dは現物流通に携わっていないと非常に難しいものといえます。ほかは、価格差の変動に基づいて行うため比較的取引が容易だと思います。ここでは、a、cを中心に説明させて頂きます。


a.限月間(スプレッド)

先物取引は、限月制(げんげつせい)をとっていますので、この限月間の値動き(サヤ)を用いて利益を追求していきます。
同銘柄の限月間ですから、単独の取引に比べてリスクが少ないため、ミドルリスク・ミドルリターン手法と言えるでしょう。

  サヤの種類として、
  ・先限になるほど高くなる「順ザヤ
  ・先限になるほど安くなる「逆ザヤ
  ・期中限月だけ高くなる「天狗サヤ
  ・期中限月だけ安くなる「おかめサヤ
  があります。

上記の種類からサヤの拡大、縮小を予想して、取引を行います。
例えば、順ザヤ期にサヤの縮小を狙って取引する場合、期近限月を買って期先限月を売り、サヤが縮小した所で同時に決済して利益を確定します。これを「順ザヤ取り」といいます。

サヤ取りには一般的に下記のような方法があります。
・順ザヤ期の順ザヤ取り  順ザヤ期にサヤの縮小を狙う取引 期近買い、期先売り
・順ザヤ期の逆ザヤ取り  順ザヤ期にサヤの拡大を狙う取引 期近売り、期先買い
・逆ザヤ期の順ザヤ取り  逆ザヤ期にサヤの拡大を狙う取引 期近買い、期先売り
・逆ザヤ期の逆ザヤ取り  逆ザヤ期にサヤの縮小を狙う取引 期近売り、期先買い

上記の種類、方法を上手に組み合わせて限月間のサヤ取りを行います。



c.異銘柄間(ストラドル)

異銘柄のサヤは限月間のサヤ取りに比べて大きく変動するため妙味も大きいと言えるでしょう。ただ、同時にリスクも拡大しますので単独取引同様に余裕をもったご資金で取引されることをお勧め致します。
異銘柄では、連動性のある銘柄同士でサヤ取りすることが基本になります。

  適当な異銘柄のセットとして
  ・ガソリン&灯油
  ・トウモロコシ&大豆
  ・金&白金
  などが上げられます。

異銘柄のセットを選んだら、そのサヤ変動の特徴を確認して利益の出る組合せを探します。

  サヤ取りを行う前に
  1.商品の特性を把握する
  2.相場よりもサヤの変動に重点をおく
  3.サヤのサイクル(リズム)を確認する
  など、必要な情報を把握しておきます。

以上のように銘柄セット、サヤ変動の特徴を上手に組み合わせて異銘柄のサヤ取りを行います。



※サヤ取りを行う上での注意点
通常は周期的に動いているサヤも、現物事情や商品ノファンダメンタルの違い、地政学リスクなどにより、思わぬ方向に動くことがあります。また、ストップ高・安などにより売買が成立しないこともあります。





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